先週の3日に「チビサミ天神」というイベントに参加してきました。会場は天神のOnRampというインキュベーション施設で、近々なくなってしまうとのことだったので、それまでに行くことが出来て良かったです。

2月に入ってから、リクルーティングやスキルアップのために、未だかつてないほど福岡で色んな人に会っているのですが、会場には一緒に仕事してたり、これまでにお会いしたことある方がチラホラ、、、福岡ならではの狭さがどことなく心地よい今日この頃です。

 

お目当ては株式会社からくりものさんの講演。今や福岡のスタートアップ界隈では知らない人はいない超有名人です。

karakurimono

なぜ有名になったかというと、こちら。要は、「ベンチャー企業が独自に作ったバスナビアプリが人気で、そのまま西鉄バスの公式アプリになっちゃった!」という大ニュースです。

福岡と言えば、バスです。西鉄グループはバス保有台数が世界一です。普段乗ってるバスが何番台かで、おおよその生活エリアが分かります。僕が実家暮らしの時は、主に200番台を乗り回してました。

そんな一大インフラを牛耳る大企業が、社員数わずか4名のベンチャー企業に公式アプリを任せた経緯や、アプリ開発においてこだわっている点(主にUI)について話が聞けるということで、瞬速でfacebookから申込みしました。

 

2014-03-03 19.39.58

講演では代表の岡本さんとデザイナーの小柳さんがお話してくださったのですが、一貫して感じ取れたのが「シンプルさ」へのこだわりでした。

岡本社長は元々長野県でIT開発の仕事をされていて、独立するにあたり環境の良さそうな福岡に何のツテもコネもなく移住。着いた初日にIT関連の飲み会に誘われ、そこから徐々にネットワークが拡がり、今に至るそうです。本当は色々と考えてるのかもしれませんが、話す雰囲気もとにかく自然体で、単純に良いものを選択してきただけな印象を受けました。

そんな中、バスアプリを作るに至った理由は「福岡でバスを理解できないと不安だから」という、自分自身が長野から来たときに感じた実体験に基づくシンプルなもの。確かに、そうです。福岡にずっと住んでても、「今バスがどこまで来てるか?」等、バスに関する情報はあるに越したことはないです。

結局のところ、ユーザーに必要とされるサービスか?というのが成功における全てなんですよね。そういう意味では、福岡におけるバスナビアプリは強烈に必要とされるサービスだったんだと思います。

小柳さんがお話してくれたのがUIへのこだわり。これまた考え方が実にシンプル。UIとは接点、つまり病院の受付のようなもので、どんなに腕の良い医者がいたとしても、受付が分かりにくかったら意味が無いという例えが絶妙でした。

またアプリ作成にあたって大事にされていることは「V(vision:どうしたいか?)C(concept:どうやって?)T(target:誰に?)」という、これまたシンプルなもの。ただし、これをやり通すのが本当に大変なことなんだろうなと思います。クライアントが「どうしてもこの機能は入れたい」と言ってきた時とかは、かなり強気に説き伏せる場合もあるそうです。

実際のアプリ画面はこんな感じ。

busnavi

「のるところ」「おりるところ」、さらに細かいんですけど普段よく使うのは「いつもの」という超分かりやすいテキストと、青ベースに赤というこれまたシンプルで色弱の方にも優しいユニバーサル仕様です。

 

スキンヘッドのルックスとは対照的にとても物腰柔らかくて素敵な方でした。今後、東京に行ったりするのかお伺いしたところ、「福岡は良いところだし仕事に問題がないので、その予定はないですー」とのこと。是非また機会があればお話しさせて頂きたいです!