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カテゴリ: Book

「爆速経営 新生ヤフーの500日」

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訳あって、昨夜から朝にかけて一気に読みました。
まずは一言、とてもワクワクする一冊でした。

 
高収益だがつまらない会社ーー。そんなヤフーを変えた若き経営陣の改革の軌跡。
201X年までに営業利益2倍。その目標に「高速」を超えた「爆速」で挑む。

2012年4月、創業から15年にわたってヤフーを率いてきた
井上雅博氏に代わってCEOに就任した宮坂学氏が、
その後どのようにして改革を推し進めてきたのかを、約1年半にわたって取材したものです。

 

Yahoo!といえば、「インターネット=ヤフーのTOP画面」と思われるほど、
日本のITにおいては、もはやインフラとなったネットサービスです。

創業から増収増益を連続し、明日倒産するはずなんてない、
何一つ危険視する必要のない安定した会社でした。

しかし、そんなある日ソフトバンクアカデミアで一人の受講者(元ヤフー社員)が、
孫会長の前でこんなプレゼンをします。
「ヤフーは実にMOTTAINAI」
「ヤフーは日本一のインターネット会社であり、技術、人材、ノウハウはどこにも負けない。
しかし、せっかくの資産を経営陣は生かし切っていない」

増収増益を維持することが目標となっていること、
社員が5000人を超える大企業になっていること、
井上前社長の大局観に依存した経営体制などから、
現場の社員も「提案してもどうせ却下される」という想いを抱き、
新しい挑戦も少なくなり、次第に優秀な社員が辞めていく。

そんな負のスパイラルに陥っていたそうです。
そこから、孫会長、井上前社長による後任選びが始まります。

しかし、経営の危機に瀕しているわけでもないので、
例えば日産のカルロス・ゴーンのように外部から強力な人を招聘してもうまくいく筈はありません。

そこで白羽の矢を立てられたのが、53番目の社員である宮坂学氏でした。

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宮坂社長が行ったことは実にシンプルです。
文中にもある通り、「原理原則」による経営スタイルです。
①適切な人をバスに乗せる
②メンバーの意識を統一させる
③スピード命で挑戦しまくる

 

①適切な人をバスに乗せる

まずは経営陣の世代交代ということで、川邊副社長はじめ、
一癖も二癖もあるメンバーを仲間にしていきます。

中でもチーフ・モバイル・オフィサーとして、
前年にヤフーがつまらなくて退職していた村上臣氏を迎え入れることは、
新しい文化の幕開けを象徴する人事であったと言えます。

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また個人的には、元楽天社員である小沢隆生氏を、
ヤフーショッピングとして真っ向から対抗させるべく、
ショッピングカンパニー長に抜擢しているところが一番面白いなと思います。

この方、YJキャピタルとしてラクスルごちクルにも出資していたり、
何だか面白そうな人オーラがプンプンしています。

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②メンバーの意識を統一させる

この本を通して、宮坂社長の武器として最も印象に残ったものが、
「言葉」による意識統一の力です。

タイトルにもなっている「爆速」や、
従来の「ライフエンジン」を言い換えた「課題解決エンジン」とった、
シンプルかつ心地よいポジティブさを与えてくれる感じが絶妙です。

他にも「10倍挑戦、5倍失敗、2倍成功」や、
「異業種最強タッグ」「未踏領域への挑戦」など、
聞くだけで何を良しとするのかが一発でイメージできます。

そして、さらに大事なのが、そのフレーズを浸透させるために、
打てる仕掛けを徹底的にやり切ることです。

「爆速」というフレーズが生まれた時は、
ひとまず全社向けのプレゼンにひっそりと登場させ、
ある程度の好感を得ることが確認できたことから、
今度はTシャツやステッカーを作って社内外にPRしていきました。

これによって、お客さんからも「爆速でよろしく」と言われたりと、
社員一人ひとりが爆速意識を高めていくようになったそうです。

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「言葉の力」と「浸透させる仕掛け」、
こういうの大好きなんで実践してみたいです。

 

③スピード命で挑戦しまくる

就任から27日後にアスクルへの330億円出資を決めたり、
クックパッド、カカクコム、グリーとの事業提携においては、
いずれも1,2ヶ月で完了しています。

このスピードの背景としては、スマートフォンの台頭により、
「ゲームのルールが変わった」ことがあります。

日進月歩で変化し続ける技術と、それを追いかけるニーズの中で、
「動かない事こそが最大のリスク」ということを理解し、
とにかく早く、どんどん挑戦しまくることが何よりの強みになります。
またアクション第一で進めることにより撤退時のリスクも軽減されます。

スピードといえばベンチャー企業の命綱みたいなものですが、
安定をよしとしていたヤフーが経営陣の世代交代によって、
大手の老舗企業からベンチャー企業に生まれ変わった現れだと思います。

 

これらの経営スタイルには、井上前社長の存在もあったとのことです。

誰からも「天才」と言われる頭脳明晰さ、全てを見通したような大局観を持ち、
徹底的なマイクロマネジメントによって増収増益を維持してきた手腕は、
宮坂社長には決して持ち得ないものでした。

だからこそ能力を補完し合える人材を仲間にして、
総勢5000名のメンバーの意識を統一させ、
どこよりも爆速で挑戦しまくる組織に生まれ変わる必要がありました。

そうして直近では、見事に4四半期連続の2桁成長を達成しています。

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ただ、個人的には事業提携やビジネスモデルの見直しばかりで、
肝心の技術力はどうなったんだろう?という疑問が残っています。

特に検索エンジンはGoogleに完敗を喫していますし、
ヤフーが日本最大のポータルサイトとして君臨し続けるための、
コアバリューと言える何かが生まれてくることを期待しています。

 

タオバオ」をモデルとしたECサービスの無料化など、
まさに大注目のヤフーの今を紹介している本として、
皆さん読んでみる価値があるかと思います!

「ゼロ---なにもない自分に小さなイチを足していく」 著:堀江貴文
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ホリエモンこと、堀江貴文さんの最新作。
正直、めちゃめちゃ面白かったです。

 

そもそも個人的に、堀江さんのことが好きなんです。
逮捕されたことにはそれなりの理由があって否定できることではないかもしれませんが、
自分の考えに素直なところ、何事にも挑戦する姿勢など、
誤解を恐れずに言うと「僕もこうなりたいなー」と思わせてくれる存在です。

そんな堀江さんが今伝えたいこと、
それは僕がまさに今抱いている希望と同じでした。

働くこととは何なのか?
自由とは何なのか?
信じることとは何なのか?
お金とは何なのか?

正解があるものではないのですが、
この本で述べられていることは、
僕にとってそれらを再確認させてくれる気がしました。

 
突き抜けられる人と、そうでない人の違いは、次の一点に尽きる。
物事を「できない理由」から考えるのか、それとも「できる理由」から考えるのか。
それだけだ。

この一文を読んだ時、今年の夏に参加した
アントレプレナー・イノベーションキャンプを思い出しました。
そこにはサイバーエージェントの藤田社長ほか役員、社員の皆さん、優秀な参加者の皆さんがいて、
これまでニュースの中の人、ブログの中の人だった方々と一緒にいられることに興奮しました。

ただ、凄い人達ということに変わりはないのですが、決して別世界の人間ではないとも思いました。
要は、やるかやらないか。出来ると思うか、出来ないと思うか。

僕は出来る人間になりたい。
そして、あの時憧れの対象であった藤田社長ほか、優秀な皆さんと同じ世界で働いてみたい。
心の底からフツフツと野望のような希望が湧いてきたことを覚えています。

 

そのためにも、自分を信じて、周りの人達や環境に感謝して、一生懸命働き続けることが、
今の僕に出来る唯一のことだと思います。

いつか堀江さんとも仕事で絡むことができたら最高です。
頑張ります!!

書評って言うほどじゃない気がするけど。。。^^;

『届け出ひとつで「お金」がもらえる本』
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今朝、社長から朝礼の直前に渡されて読みました。
内容は一人暮らしから結婚、出産、子育て、病気、介護、老後といった、
人生のステージに合わせた様々な助成金の情報です。

出産を半年後に控えた我が家としては、
「出産育児一時金」や「育児休業給付金」など、
なかなか他人事とは言えないことが書かれていました。

他にも新婚世帯を対象とした「家賃助成制度」や、
「教育贈与税の非課税措置」などなど、
そもそも何故知らないんだろう?と思うほど、
重要な(お得な)情報が色々とあります。

これってオカシイですよね。
僕らは頑張って働いて、知らぬ間にガッツリ税金を払っていて、
その対価として得られるはずのサービスをみすみす逃しているんです。

何故そんな不幸なことが起きているのかというと、

①役所の情報に関心がない
②役所の情報発信が充分でない

ことが挙げられるかと思います。

スマホだ、タブレットだと盛り上がっている世の中で、
これだけ技術が発展しているのであれば、
きっとこの情報ミスマッチを改善する画期的アイデアがあるはずです。

これを事業化できたら面白そうだなー。
間違いなく人々の暮らしが良くなる・・・

いっちょ、何かしら考えてみます!!

こうして、チームは熱狂し始めた。

こうして、チームは熱狂し始めた』 著:近田哲昌

サイバーエージェントでチームとして11ヶ月連続目標達成という快挙を成し遂げた、
現サイバー・バズ取締役・近田哲昌さんの本です。

アントレキャンプで大変お世話になった、
人事本部長・武田さんの部下の方ではないかと思って興味を持ち、
会社の制度で購入させて頂きました。

内容としては、チームとして最高の結果を生み出すべく、
チーム全員を「熱狂」させるためにリーダーがやるべきことについて書かれています。

まさに今、自分が仕事において直面している課題ですし、
また解決策として挙げられている事柄も共感できるものが多く、
非常にためになる一冊でした。

特に「役割の明確化」がチームプレーを生み出すの件で、
 個人のキャラクターと潜在力を活かした役割を与えると、部下が安心してより気持ちよく仕事できるようになります。
そして、部下の一人ひとりが役割を意識し始めることで、次第にチームプレーが生まれるようになるのです。

とあり、これは直ぐにでも改善を図るべきポイントだと思いました。
また役割の付け方について、「サッカーや野球のチームに例える」というのは、
自分的にもフィットしそうな方法なので早速やってみたいです。

全体を通してリーダーとしてのハウツー本なので、
広告代理店で組織活性化を願う人にとっては、読む価値ありだと思います。

ただ個人的には「実際にこんなことがあって、こんな風にチームが熱狂しました」みたいな
ドラマティックな話を期待していたので、そういった内容もあればもっと楽しめた気がします。

★★★☆☆ 2013.10.11読了

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